2010/11/19

DIESEL NIGHT


世界初のオリジナルスーベニアショップを持つ、大型コンセプトストア「DIESEL SHIBUYA」がOPEN。
服飾雑貨以外にホームコレクションも扱い、カフェやアートギャラリーを併設する。明治通りを横通る度に、どんなストアが出来上がるのか楽しみにしていたので、仕事を超高速で終わらせ、いざオープニングへ!


わたしにとっての本日の目玉はアートギャラリーのオープニングを飾る「BLACK SUN」
アーティストのSimon、Fannie。アートキュレーター兼、人生の先輩であるKIMIKO MITANI WOO


FannieのジュエリーにSimonの写真やインスタレーションが加わった演出。リアーナの舞台衣装が素晴らしかった!


DEISELのオープニングパーティーにいつも同伴状態(笑)の元会社の仲間たち。他にも沢山来てくれて.....いつもありがとう。


そして「いつも」のふたり。


ここは地下のインテリアエリア。ふふふ、既に2009年のサローネで見てたんだもんね!「Rock」という紙をくしゃっと丸めたようなペンダントライトが今日のベスト。


ここから更に夜の部へ突入。仲間と一緒にちょっとだけ踊る。そう、ちょっとで充分。夜遊びは疲れるからね〜 (笑)


併設されたカフェは激混みで入れなかったけれど、お土産を頂きました。深夜のコーヒーブレイクにちょうどいい。そのGlorious Chain Cafe」にはイタリアのDEISEL FARMのワインやオリーブオイルも楽しめるという!またひとつ楽しみが増えちゃったな.....。


2010/11/14

CAPRICE armless chair


CASSINA社/フィリップスタルク デザインによるアームレスチェアー「CAPRICE」

初めて目にした際、なんとも言えない衝撃を受けた。その日から約1年9ヶ月。親友たちの協力により、我が家の家具の仲間入りになったのです!(新入りにして既にほぼ主役級)


何が良いって、「CAPRICE」の意味が【わがまま、気まぐれ】だという。

白革の肉厚なベースにすらりと伸びた脚が、端正で女性的(エレガントでチャーミング!)背面はシェル素材(ポリプロピレン)により、前面部とのコントラストを見事に演出。

スタルクの想う女性像が【わがまま、気まぐれ】なのか?CAPRICEに座りながら、自身について考えてみることにする。


そして、スタルクが2008年に「2年以内の引退」宣言を出してから2年が経とうとしている。

「私がデザインしたもの全ては不必要だった。2年以内には確実にリタイアし、何か他のことをやりたい。まだそれが何かはわからないけど。自分を表現する別の手段を見つけたい。デザインとは、忌むべき表現形式だ」とコメント。

「デザインとは、忌むべき表現形式だ」
意識していなくとも、こうした想いを心のどこかに持っているデザイナーは少なくは無いように思える。
スタルクのように、頭の中でそれを分かっていながら日々デザインをする事は、多くの矛盾と葛藤する事であり、いつ終わるとも分からない戦いを自身に強い続けさせる「デザイン」という存在は一体何なのか?というところなのか。

「デザイナーはいらなくなる」という考えであるのならば、現段階から意図的にデザインとデザイナーとを切り離す役割を担い、その後の在り方を具体的に提示しても良いのではないか?と思う。

影響力の大きい彼だからこそ出来る「何か」に今後期待しています!